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意志を試す森について
「人間の街」と「魔術師の街」だけではなく、あらゆる種族のあらゆる街を繋ぎ、しかし決して交わらぬよう分断している巨大樹。
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ところで、この顔に見覚えは
あるかい?

人間の街の北、魔術師の街の南に位置する巨大な森。
旅人たちが何度入っても、いつの間にか来た方角へ戻ってきてしまう。しかし、まれにこの森を抜けて他種族の街へたどり着く者がいたことから、自らの街を捨て去る「意志を試す森」と呼ばれている。

『思い出管理人』イルハンのセリフ

▶ クラッポニッカは、逃がしてしまった自分のコレクションを取り戻すために森を抜けてきた。目的を果たした彼は再び森へ帰ろうとするが、イルハンには魔術師の街に戻る理由が無く、帰ることができない。
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僕の師匠から聞いた話だと、森は「種族同士の争いによって燃やされる未来」を恐れているらしい。
そのため全ての種族の街の境界となるべく、形を変えてここまで広げてきた。
誰を通すか通さないか、すべて森の意思が決めているのさ。
獣族と森の関係
せっかくだから、テアという子の話をしてあげる。
「獣族」の人びとは、森を自由に行き来できる唯一の種族。
彼らは自然を大切にする種族だから、決して森に火を点けることは無いと思っているのだろうか、森は獣族に対しては寛容なんだ。
なかでも幼い獣族の「テア」は随分と森に好かれている。
彼女自身も森のことが好きだ。いつも森の中で遊んでいて、きまぐれで旅人の道案内をしてくれるよ。
もしあの子に出会ったら、街のめずらしい物を見せてあげるといい。

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